熱源機について
『ヒートコア＋』は温水式床暖房なので、熱媒体に温水を利用します。
熱媒体の温水を作り出す熱源の種類には電気（ヒーターやヒートポンプ）・ガス（都市ガスやプロパンガス）・石油などがありますが、マーレでは基本的に熱源は電気（ヒートポンプ）をお勧めし、採用していだいております。
ヒートポンプとは少ないエネルギーで空気中の熱を圧縮しながら集め、大きな熱エネルギーに変換して利用する技術のことで、投入したエネルギーからその何倍もの熱エネルギーを得ることができます。
投入したエネルギー以上の熱エネルギーを得られるため経済的で、さらにCO2排出量を削減しますので、地球にもやさしく、これからますます需要が増えてくる技術です。
熱源はヒートポンプの他、ガスや石油、極端に言えば薪などお湯を作ることができれば何でも良いのですが、蓄熱式床暖房は蓄熱体に時間をかけてゆっくり熱を蓄えるシステムですので、運転時間がどうしても長くなります。
ガスや石油は燃焼力が強く、立ち上がりも早くなりますが、長い時間使えばその分ランニングコストは高くなります。
これは温水マット式床暖房などの温水暖房システム（TESやセントラルヒーティング）には有効ですが、運転時間が長く、立ち上がりの早さを必要としない『ヒートコア＋』のシステムには有効とは言えません。
将来の建築設備の方向性、ランニングコスト面、機器本体の運転方法や制御方法などトータルで考えますと、当社のシステムの熱源にはヒートポンプが最適だと考えております。
お客様のご都合や、設置スペースの確保ができないなどの建物の構造上などでガスや石油の熱源を利用したい場合はご相談ください。
その都度プランニングし、最適な熱源機のご提案をさせていただきます。
